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2019/12/01(日) 03:30:38.92ID:3pzE6txd9原発事故から8年8か月 福島 双葉町の神社 改修終える
2019年11月30日 19時04分福島第一
原発事故による避難指示が続く福島県双葉町で最も大きな神社の改修が終わり、事故から8年8か月たって、ようやく宮司や氏子たちに新しい社殿が引き渡されました。
双葉町の初發(しょはつ)神社は、初詣や春の例大祭に多くの住民が訪れるなど親しまれてきましたが、東日本大震災の地震で社殿が傾く被害を受けました。
双葉町ではすべての地域で今も避難指示が続いているため、ワイヤーで固定して倒壊を防ぐ応急措置が長く取られてきました。
東京電力からの賠償や住民の寄付などで資金のめどがついたため、ことし5月、改修工事が始まり、立ち入りが制限される中で作業が進められてきました。
30日は宮司や氏子、それに地元の行政区長10人余りが避難先のいわき市などから集まり、完成した社殿を確認し、施工業者から社殿の鍵を受け取りました。
地震の揺れや老朽化で傷んだ柱や壁板はすべて新しいものに取り替えられましたが、仏教の影響をうかがわせる銅板を使った特徴的な屋根はそのまま残されました。
軒下には、明治時代から残っているとみられる龍や鶴の木彫りの装飾があり、今回の改修では業者がひとつひとつ手作業で磨いて除染したということです。
来年春、町の中心部で検討されている立ち入り規制の緩和が行われれば、誰でも訪れることができるようになる見通しです。
氏子総代で、改修工事委員会の委員長、栗田正さんは、「心のよりどころだった神社なので、立派に直してもらえて感無量です。地域の人たちが町に戻るきっかけになればうれしい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191130/K10012197271_1911301849_1911301904_01_02.jpg