レイテ作戦の準備中に参加艦船の可燃物を全部処分するように命令が出た。
戦艦武蔵の艦長はペンキを捨てるのがもったいなくて、自艦の塗装を塗りなおした。
出来上がりは極めて良く、ピカピカになったので大和の艦長にも「君んとこもやれ」と
勧めたが大和は断ったという。
結果、レイテ海戦で武蔵は目立ちすぎて米軍機の集中攻撃を浴びてしまった。米軍の
攻撃は情け容赦なく、1000ポンド爆弾40発以上、魚雷20本以上、加えて機銃掃射
までやられて地獄の様相だったそうな。
大和の乗組員はそう遠くないところからその様相を眺めて全員恐怖に慄いたそうな。