12/2(月) 19:02配信FNN.jpプライムオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191202-00010012-fnnprimev-life&;p=1

便利なICカードで思わぬトラブルに?
「ピッ!」。何かと使い勝手が良い交通系ICカード。

定期券としてだけでなく、コンビニなどでの会計で使えることから、普段からある程度の金額をチャージしている人も多いのではないだろうか。

この交通系ICカードとチャージにまつわる注意喚起が今、Twitterで注目を集めている。
そのきっかけは、鉄道会社で働くという、筋トレ駅員(@rikukin741)さんの投稿。

「SuicaやPASMOなどのICカードにシールを貼っている人!すぐにはがしてください!」として、このまま券売機に入れると...

・ほぼ確実にエラーが起きる
・休憩中の係員が対応、ご飯冷める
・故障に繋がることも

などと呼びかけたのだ。

タッチ決済が特徴的なICカードも、チャージするときは機器に挿入する場合もある。
その際にシール・ステッカー類が貼られていると、トラブルにつながるというのだ。

この投稿に対し「過去にやらかしました」などと反応する人もいたが、それではなぜ、ICカードにシール類を貼るのだろうか。

投稿のリプライ欄をたどると、意外な理由も明らかとなった。

個人情報を保護する目的でも使われている
リプライ欄で目立ったのは、「プライバシーが気になって隠すのには重宝します」「個人情報隠しなどでも需要があったりするから難しいところ」などという意見。差別化やおしゃれというよりも個人情報を保護する目的でシール・ステッカーを貼っているようなのだ。

考えてみると、交通系ICカードは個人情報の宝庫とも見てとれる。定期券として使われているものなら、印字されている乗車駅と降車駅が自宅と会社の最寄り駅である可能性は高い。自分の生活圏が他人にバレてしまうのだ。加えて、東日本で幅広く流通する「Suica」を見ても、氏名・年齢が印字されている。

店頭や駅構内でかざしたときに見られたら、特定につながる可能性だってあるだろう。個人情報を守りたい人にとって、シールやステッカーはちょうどいいアイテムなのだ。

筋トレ駅員さんも、この投稿の後で「個人的にはユーモアがあって好きなデザインが多いですw『全部剥がせ!』とまでは言わないから挿入する時だけ剥がすことを忘れなければそれで良いと思いますね」とつぶやいている。

とはいえ、券売機などにそのまま挿入していいわけではないという。

ICカード向けのステッカーも制作する、オリジナルグッズの制作企業に聞いたところ、このステッカーは人気商品だが、機器に影響を与える可能性もあるため、販売するときは「チャージや更新で機械に入れて使用する場合は、必ず本製品を剥がしてから手続きを行ってください」などと注意喚起しているという。

このようなステッカーやシールは、何度も貼ったり剥がせる素材で作られていることが多い。

ルールを守っていれば問題は起きにくいはずだが、実際はどうなのだろうか。
交通系のICカード「Suica」を取り扱う、JR東日本に聞いてみた。
>>2に続く