歩道で信号待ちをしている時、横断歩道ギリギリのところに立っていることはありませんか? そこに潜む危険を実証した動画がツイッター上で話題になっています。動画を撮影した自動車学校の検定員に話を聞きました。

【動画】https://twitter.com/KarasuyamaDS/status/1200988905719287808

■烏山自動車学校が投稿

 今月1日、栃木県那須烏山市にある烏山自動車学校のツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。

 「交差点の横断歩道で待つときに、絶対に道路ギリギリで待ってはいけない理由がこちらです。大型車の後部は、曲がるときに外側へ振り出します」

 添付された動画には、自動車学校内のコースで大型車が手前から奥に向かって進み、右折する場面が映っています。

 画面左の横断歩道の端には鉄柱が立ててあり、そのすれすれを大型車が通過。無事に通り過ぎたと思いきや、右折に伴って大型車の車両後尾が歩道まで入ってきて、鉄柱を倒します。

■撮影者に聞きました

 「振り出し」と呼ばれる現象を再現したこの動画に対し、「子どもや親にも見せたい」「会社の先輩はコレで郵便ポストをなぎ倒しました」といったコメントが寄せられ、リツイートは5万、いいねは10万を超えています。

 撮影したのは烏山自動車学校の技能検定員・小西隆さん。指導歴15年以上のベテランです。

 「投稿の数日前に、横断歩道ギリギリのところに立つことについて注意喚起するツイートを見ました。これを実際に動画で再現しようと思ったんです」

 歩道に鉄柱を設置して、その手前にスマホを三脚で固定して撮影。大型車は小西さんが運転しており、最初の撮影では鉄柱ではなく三脚を倒してしまったため、再度撮り直したそうです。

■「子どもたちにも教えて」

 教習中だけでなく、街中の狭い道路でも時々見かけるという振り出し。車を運転しない人や普通免許の人の中には、その現象を知らない人も多いようです。

 「大型車を運転する人はもちろんですが、歩行者の方も自らの身を守るために『こんな危険があるんだ』ということを知っていただこうと投稿しました」

 動画が話題になったことについては、「コメントを拝見していて、振り出しのことを知らない方が多いんだなと感じました。ぜひ子どもたちにも教えてあげてください」と話していました。

2019年12月04日
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