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小泉環境相、石炭火力の輸出制限表明を見送り COP演説 国際的反発必至
毎日新聞 2019年12月8日 05時00分(最終更新 12月8日 05時00分)


 スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)で、11日に日本政府代表として演説する小泉進次郎環境相が、石炭火力発電事業の輸出制限を表明しない方針であることが政府関係者への取材で判明した。


 来年2月までに国連への再提出が求められている、2030年までの温室効果ガス排出削減目標(13年比で26%減)についても、政府内では目標を引き上げず据え置く方向で検討しており、小泉氏は言及しない見通し。演説内容について現在詰めの調整を行っているが、地球温暖化対策強化を打ち出せなければ、日本に対する国際社会からの風当たりが強まるのは必至だ。

 温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」の下での対策が来年に本格スタートするため、COP25では各…

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