内閣府が9日発表した今年7〜9月期の国内総生産(GDP)の2次速報は、物価の影響を除いた実質(季節調整値)で、前期(4〜6月)より0・4%増えた。年率換算では1・8%増。企業の設備投資などが上方修正されたことで、GDP全体も1次速報(年率0・2%増)から大幅に上方修正された。

 プラス成長は4四半期連続。先月公表の1次速報では景気の減速傾向が表れたが、今回の2次速報では、民間の予測を大きく上回る堅調さを示した。ただ、消費増税があった10月の景気関連指標を見ると、消費や生産が落ち込んでおり、足元の経済運営は難しい局面に入っている。

 大幅な上方修正の主な要因は、…


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