家族なし、遺産は全て寄付します 財産放置させない終活

 遺産はすべて、日本赤十字社に寄付します――。
 大阪市天王寺区で一人で暮らす伊東佐夜子さん(69)は昨年、そんな内容の遺言書を作った。

 30代で夫と離婚し、子どもはいない。
 1人でたこ焼き店を営んで約1500万円を蓄えた。
 58歳で店をたたんだ後、不安になった。
 「動けなくなったら、だれに頼ればいいのだろう」。
 葬儀や納骨先を準備する終活を始めた。

 終活の一環で、遺産を公益性の高い団体に寄付する「遺贈寄付」が注目されています。
 生きているうちに寄付先を決めるため、社会貢献を実感できるのが魅力のようです。
 どんな方法があるのでしょうか。

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朝日新聞DIGITAL 2019年12月13日11時00分
https://www.asahi.com/articles/ASMD953MJMD9PTFC00V.html