また、安倍首相の体調悪化説が流れている。国会が閉会した12月9日、記者会見を行ったが、見るからに顔色が悪かったからだ。実際、テレビ画面を通すと分かりづらかったが、表情に生気がなく、目の下のクマが目立ち、肌がカサカサに乾燥していた。

 安倍首相は体調が悪くなると、東京・六本木のホテル「グランドハイアット東京」に併設されているフィットネスクラブ「NAGOMIスパ」に医師を呼び、治療を受けている、と囁かれている。

 フィットネスで運動をしていると信じている政界関係者はほとんどいない。

 先月は、16日(土)と30日(土)の2回、「NAGOMIスパ」に足を運んでいる。滞在時間は、それぞれ3時間以上だった。やはり、安倍首相も体調に異変を感じているのか。

「もともと“潰瘍性大腸炎”という難病を抱えている安倍首相が体調を崩しても不思議ありません。安倍首相はストレスがかかると持病を再発しやすい。本人自ら『子供の頃からテストがあると再発した』と明かしています。“桜を見る会”の発覚後、強いストレスを感じているのは間違いないでしょう。支持率も急落してしまった。しかも、また昭恵夫人の名前が挙がっている。安倍首相は、昭恵夫人の名前が取り沙汰されると露骨にイライラする。ストレスは相当なものでしょう」(政界関係者)

 ただ、臨時国会が早々と閉じられ、この先、大好きな外遊に出かけるので、来年1月に通常国会が開かれる頃は、体調も回復しているだろうと周囲は楽観視しているという。

 安倍首相の体調悪化説は過去、たびたび浮上しているが、今回、異例なのは、自民党議員が“体調悪化説”を口にしていることだ。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「自民党議員が安倍首相の体調を口にするのは、“安倍1強”という政界の空気が変わりはじめていることの裏返しでしょう。安倍政権が盤石だったら、怖くて体調のことは口にできませんからね。“桜疑惑”以降、さすがに自民党議員も、“安倍4選は消えた”“安倍首相で選挙を戦ったら負ける”と思いはじめている。政権末期が近づいている証拠です」

 体調悪化を理由に総辞職、ということもあるのか。

公開:19/12/11 15:00
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