先月、ドイツから成田空港に合成麻薬、MDMA1万錠余りを密輸したなどとして、イギリス人の男が逮捕・起訴されました。

逮捕・起訴されたのは、住所不定、無職のイギリス人、イヤン・マイケル・コーマン(68)被告です。

起訴状などによりますと、コーマン被告は先月24日、ドイツのフランクフルトからMDMA1万63錠、末端の密売価格でおよそ4000万円分を密輸したなどとして、麻薬取締法違反などの罪に問われています。

東京税関成田税関支署によりますと、成田空港でコーマン被告のスーツケースが重いのを不審に思った税関職員がX線検査を行ったところ、二重になった底の部分にMDMAが隠されているのが見つかったということです。

検察は、コーマン被告の認否を明らかにしていませんが、税関の調査に対して「経由地のオランダの空港でナイジェリア人からスーツケースを受け取った。都内のホテルで報酬の500ドルと交換する予定だった」と話していたということで、詳しいいきさつなどを調べています。

2019年12月13日 18時44分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191213/k10012214421000.html