沖縄科学技術大学院大学(OIST)は12日までに、沖縄海域に生息するダンゴイカ類の新種を特定したと発表した。OISTの設立準備組織だった沖縄科学技術研究基盤整備機構で2011年まで理事長を務め、今年4月に死去したシドニー・ブレンナー氏にちなみ「ブレナーミミイカ」と命名された。

 オーストラリアの研究者との共同研究。琉球諸島海域で数種類のダンゴイカを採取したところ、腕に特徴的な吸盤パターンがあるダンゴイカを確認した。細胞分析の結果、新種であることが分かった。

 ダンゴイカは夜間の捕食のため発光バクテリアと共生しており、研究チームのオレグ・シマコフ博士は「宿主と共生細菌の相互作用を研究するモデル生物として利用できるかもしれない」と説明した。

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朝日新聞デジタル
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