フィリピンのドゥテルテ大統領は14日までに、電子タバコの使用と輸入を禁じる方針を表明した。「電子タバコは有害であり、政府には国民の健康を守る手だてを講じる権限がある」と述べ、公共の場での使用者を逮捕するよう当局に命じた。近く正式に大統領令を出す。ドゥテルテ氏は17年、国内全ての公共の場所で通常のタバコを吸うことを禁止しており、健康増進を理由に再び大なたを振るう。

 地元民放によると、電子タバコを支持する団体は電子タバコの有害性は通常のタバコより95%少ないとする英国での調査結果を引き合いにドゥテルテ氏に再考を促した。

[ 2019年12月15日 05:30 ]
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