【産経・FNN合同世論調査】内閣不支持40%超 「桜」説明「納得せず」74・9%
2019.12.16 11:49
https://www.sankei.com/politics/news/191216/plt1912160006-n1.html

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は14、15両日、合同世論調査を実施した。安倍晋三内閣の支持率は43・2%で前回調査(11月16、17両日実施)より1・9ポイント減らし、不支持は2・6ポイント増の40・3%だった。不支持率が40%を超えたのは今年3月以来、9カ月ぶり。
 野党が追及を強める安倍首相主催の「桜を見る会」をめぐり、首相が「招待者の取りまとめには関与していない」と説明したことについて、「納得できない」が74・9%に達し、「納得できる」の16・1%を大きく上回った。桜を見る会の招待基準や過程を明確化した上で「再開してもよい」との回答は56・0%で、前回より3・4ポイント減った。
 憲法改正に「賛成」と答えたのは前回比9・6ポイント減の42・6%で、「反対」の42・2%(前回比7・3ポイント増)と拮抗(きっこう)した。首相が9日の記者会見で、憲法改正を「私の手で成し遂げたい」との意向を表明したことについて「評価する」は37・4%にとどまり、「評価しない」が50・9%に達した。
 次の首相にふさわしい政治家では、自民党の石破茂元幹事長が18・5%で首位となり、安倍首相が18・2%、小泉進次郎環境相が14・5%と続いた。
 衆院解散・総選挙の時期はいつがよいか尋ねたところ、「再来年10月の任期満了か、それに近い時期」が55・8%で最も多く、「来年の東京五輪・パラリンピックのあと早い時期」が32・3%、「東京五輪前」が6・9%だった。
 中国船の尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺への領海侵入が相次ぐ中、中国の習近平国家主席を来春に国賓として招くことについて「賛成」が49・0%、「反対」が37・8%だった。
 政党支持率は、自民党37・9%▽立憲民主党8・9%▽国民民主党0・8%▽公明党3・4%▽共産党3・0%▽日本維新の会3・7%▽社民党0・3%。無党派層に相当する「支持する政党はない」は36・2%だった。