0001ばーど ★
2019/12/16(月) 22:40:17.34ID:iFm1MJ2P9生前の坂田さんによると、だるま堂は戦後すぐ、バラックの飲食店などが並んだ「鳥町食道街」に開店。長崎県出身の坂田さんは60年ごろ、だるま堂を開いていた親戚を頼って夫と一緒に小倉へ。坂田さんは店を手伝いながら焼きうどんのレシピを覚えたという。間もなく店を継ぎ、「初代の味を守ってきた」と自負していた。
だるま堂の小倉焼うどんは、ゆでた干しうどんに具材は豚肉とタマネギ、同市若松区産キャベツを使用。ソースと魚粉だけのシンプルな味わいだ。近年は焼うどん(税込み460円)と焼うどんに卵をのせた「天まど」(同560円)などにメニューを絞っていた。
「最近は海の向こうからもお客が来る。真心込めて焼いている。みんながおいしかったと言ってくれりゃ一番うれしいよ」と喜んでいた坂田さんは、9月に体調を崩して店を閉めていた。約10年前に夫が死去し、息子は別の仕事に就いている。坂田さんは昨年、「死ぬまで店を続ける」と意欲をみせていた。
焼きうどんで町おこしに取り組む市民団体「小倉焼うどん研究所」の竹中康二所長は「地域に愛された名物おばちゃんの坂田さんが亡くなり寂しい。北九州の財産である発祥の店を守る方法を考えたい」と話した。 (内田完爾)
2019年12月16日 21時1分
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