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県西部・丹沢山地などでニホンジカが山の樹木や農作物を食い荒らす被害が減らず、「管理捕獲」を実施する自治体との攻防が一進一退を続けている。農林業の被害は申告されたものだけでも毎年2000万〜4000万円程度と深刻で、県は新たに人工知能(AI)を使った対策に乗り出した。【樋口淳也】

 県は、ニホンジカに関する保護管理計画を策定し、2003年から食害の被害軽減や植生の回復を目的とした捕獲に本格的に取り組んできた。現在は、被害状況などを分析して作成する毎年の実施計画を基に捕獲を進めている。

 18年度の実績によると、丹沢山地の標高の高いエリアを中心とする「保護管理区域」では、2220頭の捕…

毎日新聞2019年12月16日
https://mainichi.jp/articles/20191216/ddl/k14/040/075000c