会員制交流サイト(SNS)で融資を持ち掛けて金をだまし取ろうとしたとして、警視庁は十七日、詐欺容疑で、住所不定、無職の少女(19)を逮捕したと発表した。逮捕は十五日。少年事件課によると、全国の百十五人から計約二百万円をだまし取った疑いがある。被害者の中には小学六年の女児もいたという。

 逮捕容疑では、少女はSNSに「融資始めました!」と投稿し、八月六〜八日、千葉県の女性(20)から一万四千円をだまし取ったとされる。この女性は十四万円の融資を申し込んでおり、少女は「一割を前金としていただいております」とメッセージを送っていた。

 同課によると、少女は三月に同様の手口で五万円の詐欺被害に遭っており、「お金を取り戻そうと思った。遊ぶ金が欲しかった」と供述している。

 少女は四月、投稿を開始。被害者の多くは十〜二十代で、千円程度から十六万円を少女の親族や友人名義の口座に入金していたという。被害に遭った小学六年の女児は、十万円を借りようとして一万円の詐欺被害に遭ったという。

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