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米大統領、弾劾訴追へ 19日にも、米史上3人目―ウクライナ疑惑
2019年12月18日20時34分

 【ワシントン時事】米下院は18日夜(日本時間19日朝)にもトランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐる弾劾訴追状案を採決する。野党民主党の賛成多数で可決される見通し。大統領が弾劾訴追されるのは米史上3人目で、一層の混迷は避けられそうにない。


 年明けに上院で弾劾裁判が行われるが、上院は共和党が多数派で、有罪・罷免には至らない公算だ。


トランプ氏は17日、民主党のペロシ下院議長に書簡を送り、弾劾訴追を「クーデター」「公開戦争」などと激しい言葉で非難。ペロシ氏は所属議員に対して採決での結束を促した。

 民主党議員233人のうち反対が17人以下に収まれば可決に必要な下院の過半数(216)を満たす。ワシントン・ポスト紙によると賛成を表明した下院議員は既に過半数に達した。一方、与党共和党は反対でまとまっているという。

 訴追状案で問われたのは「権力乱用」と「議会妨害」の2条項。下院本会議では18日午前から与野党が計6時間討論した上で、それぞれの条項を採決する。