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アスベスト 労災認定や遺族へ補償は1088人に 昨年度
2019年12月18日 22時09分
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職場で吸い込んだアスベストが原因で肺がんなどになったとして昨年度、労災と認定されたり、遺族が補償を受けたりした人は1088人にのぼりました。

厚生労働省によりますと、建設現場や工場など、職場で吸い込んだアスベストが原因で肺がんや中皮腫などになったとして、昨年度新たに労災と認定されたり、遺族が補償を受けたりした人は前の年より34人多い1088人でした。

業種別にみますと、建設業が611人と最も多く、次いで製造業が382人となっています。

厚生労働省は「アスベストによる健康被害は30年から40年もの潜伏期間の後に発症するため、労災認定の件数は当分の間、高い水準で推移する可能性がある」としています。

厚生労働省では、労災が認定された人が働いていた全国の事業所延べ1万4000か所余りの名前や住所をホームページ上で公表し、かつて働いていたり、近所に住んでいたりして不安のある人は労働基準監督署や医療機関などに相談するよう呼びかけています。

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