(ブルームバーグ): 好況の中で始まった中国経済の2010年代が、1990年代初め以降最悪の減速に見舞われながら終わろうとしている。
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次の10年に何が起きるのか。ブルームバーグは世界有数の中国ウオッチャーの何人かに話を聞いた。その顔ぶれは、2010年代の中国について先見の明を示した専門家や、多大なリターンを得たファンドマネジャーだ。
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中国当局には危機回避の手段があると大方の回答者が指摘する中で、ほぼ全員が経済成長は一段と鈍化するとの見方で一致。他国の株式と比べバリュエーション(株価評価)が記録的低水準となっている中国株は、買い時とのシグナルを送る投資家もいた。
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最大級の長期的懸念は人口動態だ。1980年代に「債券自警団」との造語を生み出したエドワード・ヤルデニ氏は、中国が「世界最大の老人ホーム」になりつつあると話している。
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ジョージ・マグナス氏
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(英オックスフォード大学中国センター研究員。習近平政権の中国に関する著書もある)
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ジム・オニール氏
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(ゴールドマン・サックス・グループの元チーフエコノミスト。ブラジルとロシア、インド、中国の4大新興国を示す「BRICs」という造語の生みの親)
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王慶氏
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(上海重陽投資管理の社長兼チーフエコノミスト。2008年に投入された同社の旗艦ファンドは今年11月末までに385%のリターンを記録)
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エドワード・ヤルデニ氏
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(ヤルデニ・リサーチの社長兼最高投資ストラテジスト)
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原題:Longtime China Watchers Predict What’s Next for Slowing Economy(抜粋)

12/19(木) 13:48配信 ブルームバーグ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191219-30919565-bloom_st-bus_all