伊藤詩織さん勝訴で山口敬之氏「私は犯罪者ではない」「被害者は笑わない」と強弁

※抜粋

名誉を毀損され、バッシングを受けたことによるPTSDに苦しむ被害者であると語った。

■「違法でない」と主張

 事件当時の山口氏はTBSワシントン支局長という立場で、伊藤氏はジャーナリズムを学ぶ就活女性という立場だった。

 伊藤氏は山口氏にインターンについて問い合わせ、山口氏は「プロデューサーの職を提供できるかもしれない」として、就労ビザの相談という名目で恵比寿での会食に至ったのだ。

 質疑応答でこの点について、「ワシントン支局長が、就職を希望する相手と性行為に及んだことをどう思うか」と問われると、山口氏は「道義的な部分については……」と言葉を濁し、「犯罪者かどうかで戦っている。反省はたくさんあるが犯罪行為をしていない」と発言。

 「犯罪ではない行動、違法でないことで弁明するつもりはない」とも言い、「不起訴なのに犯罪者扱いされている」ことがもっとも納得のいかない部分のようだ。

 つまり、山口氏は民事裁判を経てもなお、「酩酊した伊藤氏は、性行為に合意していた」と信じ込んでいるのだろうか。

 また山口氏は、「本当に性被害に遭った方」に聞いたところ、「本当に性被害に遭っているのであれば、例えばこういう記者会見で笑わない。あのような表情をすることは絶対ない」との証言を得たのだともいう。

 これは数多の被害者の口をふさぐ、言語道断の発言である。

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2019.12.19
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