2019年12月19日、一般社団法人日本民営鉄道協会(以下、民鉄協)は「駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表した。

1位は「座席の座り方」。2位は「乗降時のマナー」と続いていく。なんと、迷惑行為は「特にない」とした人は、投票者全体の0.5%だけだったそう。やっぱり皆、電車内でかなりイライラを募らせているらしい。

Jタウンネットでも以前から、満員電車でのイライラ体験談を読者から募集している。例えば、次のような具合だ。

「扉が開くギリギリまで座っているのに、開いた途端、または開く寸前に立ち上がり、並んでいる人の間に割り込む人が増えています」「入り口のドアに寄りかかって電車の中方向を向いて立っている人が迷惑です」「リュックを背負ったままドア横に立つ人。顔や肩にリュックが当たってめちゃくちゃ痛いです」「何が何でもスマホをいじる人!そのスマホを持っている手は私の肩に乗っているんですけど?!」

怒りの声は、今回発表された迷惑行為ランキングとオーバーラップする。

読者から寄せられた具体的な声を、ランキングのトップ5あわせて聞いていこう。

■「詰めてもらえませんか」→嫌そうな顔で「チッ」

民鉄協の調査は、19年10月1日から11月30日にかけて、ウェブ上で実施されたもの。回答者数は2676人だった。

アンケートの結果、駅や電車の迷惑行為1位に選ばれたのは「座席の座り方」だった。

※中略

大阪府在住の会社員Bさん(50代女性)は、神戸新交通六甲アイランド線(愛称:六甲ライナー)で通勤していた頃を思い出す。

「モノレールなので、やや狭いのですが、ちょっと詰めて座っても、隣の人にくっつかず、5人は普通に座れるところ、たいがい4人座ったら、詰めようとしません。スマホを皆持つようになってから、2人座れそうなところを1人で座り、若い人がゲームやりたさにすぐ座ります。老人、体の不自由な人などが目に入らない人が、より増えたように思います。何より気持ちが悪いのが、『すみません、ちょっと詰めてもらえますか』と余裕のある座り方をしている若い人に声をかけると、嫌そうな顔で、『チッ』と言うような感じで立って違うところへ行かれることです」

※中略

■「割り込んだ人を優先しろ」?

ランキング第2位は、「乗降時のマナー」である。

ドア付近から動かない人へ「迷惑」だと判を押す人は絶えない。いわゆる「ドア横キープマン」である。

だがJタウンネットには、違ったスタイルで乗車する人の出没情報も寄せられる。神奈川県在住の派遣社員Bさん(40代性別不明)は、ドアに背中から寄り掛かって立つ人が迷惑だという。

「ドアの前に立つ時はドア側を向いてほしい。満員電車では、顔がついてしまうんじゃないかとビクビクします。自分のスペースを保ちたい為にわざとやっているのでしょうか」

また、降りる人を待たずに乗り込む人や「座席に座っている人の割り込み」に疑問の声を挙げる人もいる。大阪府在住の会社員Cさん(40代後半男性)は、最近目立っている行為だと切り出す。

「降車扉の前で並んでいると、扉が開くギリギリまで座っているのに、開いた途端、または開く寸前に立ち上がり、並んでいる人の間に割り込む人が増えています。昔は『座っている人は一番最後』という暗黙のルールがあったと思うのですが、最近は老若男女問わず、『割り込んだ人を優先しろ』みたいな人が多いです...」

■「邪魔なんだよ邪魔っ!」

※中略

■肩スマホやおしゃべりがうるさい!

ランキング第4位は「スマートフォン等の使い方」、5位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」である。こちらは歩きスマホやおしゃべりなど、容易に「迷惑行為」だと想像つくだろう。

埼玉県在住のEさん(年齢不明女性)は、こう話す。

「身動き取れないほどの混み具合にも関わらず、何が何でもスマホをいじる人!『そのスマホを持っている手は私の肩に乗っているんですけど?!』っていう状況も多くて、本っ当に腹立ちます!!」

いわゆる肩スマホ。筆者も経験したことがあり、過去に「俺の肩はスマホスタンドじゃない! ギュウギュウ満員電車の『迷惑スマホ』に怒りの声続々」とまとめたことがある。歩きスマホだけが迷惑行為ではないのである。

以下全文はソース先で

12/20(金) 20:00配信
https://article.yahoo.co.jp/detail/ac1cf2022895f2fbe7b37690dee28ae549126136