ちなみに中国の拉麺を、
日本のラーメンの起源とするなら、それは間違いな。

中国の拉麺は、鹹水を使用しない、うどんの様な麺で、
日本のうどんと同じ料理であり、実際にうどんの方のルーツ。日本のラーメンのルーツでないぞ。

日本のラーメンに使われる鹹水小麦粉麺は、
モンゴル方面のアルカリ性の高い湖の水を使用して偶然生まれた、モンゴル発祥の麺で、中国でもマイナー麺。

中国で使用された有名な料理は、19世紀に四川で生まれた「坦々麺」程度。
ちなみに最初に鹹水麺が日本で食されたのは1488年。
室町時代の僧侶が中国でのレシピを使いふるまった記述が見つかってる。しかし名前は経帯麺といい、

ただそれはあくまで鹹水麺を使っただけに過ぎず、
僧侶なので、動物性のスープではなく、昆布のダシにつけながら食したとみられており、
今の日本のラーメンの原型となるかとなると、それは難しい。