★統一まで1分

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日韓首脳会談 「日韓関係を改善したい」安倍首相

安倍総理大臣は訪問先の中国で日本時間の午後3時すぎから、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領と会談し、冒頭、「日韓両国はお互いにとって重要な隣国どうしであり、北朝鮮問題を始めとする安全保障に関わる問題について、日韓、日米韓の連携はきわめて重要だ。重要な日韓関係を改善したいと考えており、率直に意見交換したい」と述べました。

安倍総理大臣と韓国のムン・ジェイン大統領による日韓首脳会談は中国・四川省の成都で開かれた日中韓3か国の首脳会議にあわせて行われ、日本時間の午後3時すぎから、45分間行われました。

ムン大統領との正式な会談は去年9月以来、およそ1年3か月ぶりとなります。

会談の冒頭、安倍総理大臣は「日韓両国はお互いにとって重要な隣国どうしであり、北朝鮮問題を始めとする安全保障に関わる問題について、日韓、日米韓の連携は極めて重要だ」と述べました。

そして、「私としては重要な日韓関係を改善したいと考えており、きょうは率直に意見交換したい」と述べました。

会談で安倍総理大臣は日韓関係悪化の原因となった「徴用」をめぐる問題について、日韓請求権協定に基づき解決済みだとして、韓国政府の責任で解決策を示すよう求めたものとみられます。

一方、北朝鮮情勢をめぐっては北朝鮮がアメリカとの非核化交渉の期限とする年末を前に挑発的な姿勢を強めていることを踏まえて、意見を交わす考えで、拉致も含めた北朝鮮問題の解決に向けて、日韓や日米韓の緊密な連携を呼びかけたものとみられます。

ムン大統領「懸案解決には直接会って対話交わすことがよい」

日韓首脳会談の冒頭、ムン・ジェイン大統領は「両首脳が会うこと自体に両国の国民と国際社会が多くの関心を寄せている。われわれはその期待が何かをよく理解している」と述べ、およそ1年3か月ぶりに開催された今回の会談の意義を強調しました。

そしてムン大統領は「両国の懸案を解決するためには直接会って、率直に対話を交わすことが最もよい方法だと考えている」と述べ、懸案の解決には首脳どうしが直接意見を交わす首脳会談が重要だという考えを示しました。

またムン大統領は「外交当局と輸出管理当局の間で懸案解決のための協議が進められている。両国が向き合い、早急に賢明な解決策が見いだされることに期待している」と述べました。

2019年12月24日 16時04分 NHK