大阪市生野区で予定されたヘイトスピーチの禁止を求めた裁判で、大阪地方裁判所がビラの配布などを禁じる決定を出しました。

“防犯パトロール”と称して差別的内容のチラシを配る活動が12月29日に予定されているとして、大阪市生野区の「コリアＮＧＯセンター」が活動を禁止する仮処分を申し立てていました。

大阪地裁は12月24日付で、活動を主催する男性に対しＮＰＯの事務所から半径600ｍ以内でチラシの配布などを禁じる決定を出しました。

【コリアＮＧＯセンター・郭辰雄代表理事】
「恐怖・不安は今も継続している。（ヘイトスピーチを）ぜひなくしていくような大きな一歩にしていきたい」

不特定の人に対するスピーカーなどを用いない形での差別的活動を禁じた仮処分決定は、全国で初めてとみられます。

12/24(火) 19:26
関西テレビ
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