大阪の府立高校で、奨学金の採用が決まった生徒の名簿が教室に張り出されたとして、学校側が謝罪しました。

今月16日、大阪府豊中市の府立刀根山高校で、世帯の収入や成績などで採用が決まる日本学生支援機構の奨学金について、採用決定者148人の名簿が教室に張り出されていたことがわかりました。

大阪府教育庁によりますと、3年生の9クラスのうち7クラスで、それぞれの担任が各教室に名簿を張り出しましたが、疑問を持った別のクラスの担任が指摘し、約1時間後に回収されたということです。

経緯を調べたところ、奨学金の採用決定者の名前の張り出しは少なくとも3年前から行われていて、学校側は「保護者に早く伝えないと、と思った」と話しているということです。

学校側は24日に保護者説明会を開いて謝罪しました。府教育庁は「教員の認識不足」として、個人情報の管理の徹底と、再発防止のために研修を強化するとしています。

12/27(金) 0:39
ABCテレビ
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