0001首都圏の虎 ★
2020/01/01(水) 11:04:55.56ID:NDi3WIIJ91700年1月26日 カスケード地震
北アメリカ大陸の西海岸にあるカスケード沈み込み帯で発生したM9クラスの超巨大地震です。小さな海洋プレートのファンデフカプレートと北アメリカプレートの境界で発生し、カナダブリティッシュコロンビア州南部からアメリカ合衆国カリフォルニア州北部に至る1000キロも断層が破壊しました。日本の古文書には、津波到達の記録も残されています。当時の北アメリカは英仏の植民地で、支配は東海岸にとどまっていました。このため、西海岸で起きたカスケード地震のことは先住民の伝説として語り継がれていたようです。この場所では、約7000年間に13回の地震が発生しており、500年程度の間隔で超巨大地震が起きています。近くには、バンクーバー、ポートランド、シアトルなどの大都市がありますので要注意です。
1880年2月22日 横浜で地震
横浜で起きた小規模な地震で、煉瓦造の建物や煙突が被害を受けました。地震の揺れに驚いたのが横浜に居住していたお雇い外国人たちでした。地震後、工部大学校(後の東京大学工学部)で鉱山学を教えていた英国人ジョン・ミルンが中心になって、1881年3月に世界で初めて日本地震学会を設立しました。ミルンは、地震計の開発や地震観測を精力的に行い、我が国の地震学の礎を作りました。さらに、全国的な地震観測網が整備され、85年から地震報告がまとめられるようになりました。ミルンは、地震学の父とも呼ばれ、函館生まれの堀川トネと結婚しました。帰国後は、南イングランドのワイト島シャイドにて過ごしました。
1920年12月16日 海原地震
中国の西北部にある自治区の寧夏回族自治区海原県周辺で起きた巨大地震で、地震規模はM8.5と言われます。地震による犠牲者は23万人を超えるとされ、最も多くの犠牲者を出した地震の一つです。内陸地震で起きた地震としては最大規模で、著名な内陸地震の1891年濃尾地震や2008年四川地震のM8.0と比べても、地震規模の大きさが分かります。
1930年11月26日 北伊豆地震
伊豆半島にある丹那断層がずれ動いたM7.3の地震で、三島市で震度6を観測しました。半島北部の山間部で山崩れや崖崩れが多発して、272名の犠牲者を出しました。東海道線の丹那トンネルが掘削中で、崩壊事故が発生しました。1923年関東地震以降、日本では地震が頻発しており、1925年北但馬地震、1927年北丹後地震に続く大地震でした。この地震の後、日本は太平洋戦争へと突入していきます。
1960年5月23日 チリ地震
チリのバルディビア沖で発生したM9.5の観測史上最大の超巨大地震です。地震後には周辺で複数の火山も噴火しました。太平洋岸の各国を津波が襲い、地震発生後22時間後には日本にも津波が到達しました。三陸地方を中心に高さ6mを超える津波に見舞われ、三重県のリアス式海岸では真珠の養殖いかだなどが流されました。津波による日本国内での犠牲者は142人に上ります。カスケード地震と同様、遠地での超巨大地震による津波の怖さを知らしめた地震です。
1970年5月31日 アンカシュ地震
70,000人にも及ぶ犠牲者を出したMw7.9の地震で、ペルーで起きた過去最も被害の大きかった地震です。ペルーの最高峰ワスカラン山の山頂付近が高さ1,000mにわたって氷河と共に大規模崩落し、人口約18,000人のユンガイの集落が全滅しました。
1/1(水) 9:00 全文はソース元で
https://news.yahoo.co.jp/byline/fukuwanobuo/20200101-00157093/