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原油価格 急上昇 中東の緊張高まるか懸念

イラクの首都バグダッドで、イランの精鋭部隊、革命防衛隊の司令官が攻撃を受けて死亡しました。アメリカ国防総省は攻撃を行ったことを認め、アメリカとイラン両国の間で緊張が一段と高まっています。今回の事態を受けて、原油価格が急上昇しています。

このうちロンドン市場では、北海産の原油の先物価格が、攻撃の直前に比べ、およそ4%急激に値上がりし、一時、1バレル=69ドル前後まで値上がりしました。

またニューヨーク市場のWTIの先物価格も、一時、1バレル=63ドル台後半と、こちらも4%近い大幅な値上がりを記録しています。

市場では、今回のアメリカ軍の攻撃を受けて中東地域の緊張が一気に高まり、この地域での原油供給量が大きな影響を受けるのではないかという懸念が強まっています。

2020年1月3日 13時07分 NHK