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政府「桜を見る会」見直し 夏ごろまでに一定の結論
2020年1月5日 6時48分桜を見る会

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、政府は、参加者数や予算支出が年々増え続けたことが批判されたことを踏まえ、招待基準や招待者名簿の保存期間などの見直しを図ることにしていて、ことし夏ごろまでに、一定の結論を出したいとしています。

「桜を見る会」をめぐって、政府は、参加者数や予算支出が年々増え続けているうえ、安倍総理大臣の地元の後援会などからも多くの人が招待されているなどと批判されたことを踏まえ、招待基準や招待者数など全般的な見直しを図ることにしています。

このうち招待基準について、「桜を見る会」の開催要領では、皇族や閣僚、国会議員らのほか、「その他各界の代表者等」となっていて、範囲があいまいだと指摘されていることから、より明確な基準を示す方向で検討を進めるものとみられます。

また、会の終了後に保存期間1年未満の文書として廃棄された招待者名簿に関し、政府は保存期間を延長する方向で検討し、どの程度の保存期間が適切か、慎重に議論を重ねて判断する方針です。

政府は、ことし春ごろから具体的な検討を開始し、夏ごろまでに、一定の結論を出したいとしています。