筑波大入試、身長・体重を受験生に書かせる
1/9(木) 8:56配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200109-00050085-yom-soci

 筑波大(茨城県つくば市)が、2018年11月以降に実施した医学群医学類の推薦入試や一般入試で、身長と体重を受験生に書かせていたことがわかった。適性試験で実施した、短文を記述させて性格などをみるSCTと呼ばれる心理テストの設問にあった。同学類は、学科試験や面接と組み合わせて合否判定に使っている。

 筑波大は「出版されたものをそのまま利用しており、様式を崩すと試験の妥当性が損なわれる可能性がある」と説明。これに対し、SCTの普及を図っている日本SCT学会長の伊藤隆一・法政大教授(心理学)は「身長、体重を聞かなくても活用は可能なうえ、大学入試を想定した技法ではない。当惑している」と語った。

 文部科学省の担当者は「合否判定に使わないことを入試で尋ねるのは不適切。合理的な理由があるのならば、大学はきちんと説明すべきだ」と述べた。