9日午前、甲府市のアパートで、65歳の男が自宅を訪れた女性の看護師にナイフで切りつけてけがをさせたとして、殺人未遂の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは甲府市中小河原の佐野清容疑者(65)です。
警察によりますと、佐野容疑者は9日午前9時前、自宅のアパートの2階の踊り場で、みずからが通っている甲府市内の病院から迎えに来た40代の女性看護師に折りたたみナイフで切りつけ、首に軽いケガをさせたとして殺人未遂の疑いが持たれています。
佐野容疑者は女性と一緒に来ていた同僚の男性看護師に取り押さえられて逮捕され、通報を受けて駆けつけた警察に引き渡されたということです。
女性は首の後ろ側に10センチ以上の切り傷を負って甲府市内の病院へ運ばれましたが、命に別状はないということです。
警察によりますと、佐野容疑者は部屋を出て看護師たちの後ろを歩いていましたが、突然ナイフを取り出して前にいた女性の首に切りつけたということです。
これまでに病院や看護師とのトラブルは確認されていないということですが、佐野容疑者は警察の調べに対し、「殺そうと思って切りかかったことは間違いない」などと話し容疑を認めているということで、警察は詳しい動機などを調べています。

01月09日 17時26分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20200109/1040008671.html