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ことしのNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀が、織田信長に仕える前は医者だったことをうかがわせる古文書が、熊本市で公開されています。

この古文書「針薬方」は熊本藩細川家の家臣で医者だった米田貞能の、熊本市にある子孫の自宅で、6年前に発見された医学書です。

発見後、調査が進められた結果、明智光秀が若き日に語った医学的知識を、人づてに聞いた米田がまとめたものだとみられることが分かり、光秀の活動を示す、最も古い史料とされています。

文中には、出産や刀傷の対処法など、当時としては高度な医学的知識に関する記述があります。

熊本県立美術館は、この古文書について光秀が信長に仕える前は医者として生計を立てていたことをうかがわせる史料だと指摘する研究があり、貴重な内容だとしています。

熊本県立美術館の学芸員の山田貴司さんは、「若き光秀が医術まで修めていたことを語るいま注目の古文書です。熊本には、こうした光秀ゆかりの史料も多く、親しみを持って見てほしいです」と話していました。

古文書「針薬方」は、来月9日まで、熊本市中央区にある県立美術館で公開されています。

2020年1月9日 16時25分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20200109/5000007204.html
2020年1月9日 18時59分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200109/k10012240351000.html

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