110番通報で警察官の現場到着 過去10年で最も遅い
2020年1月10日 5時37分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200110/k10012240701000.html

1月10日は「110番の日」です。去年1月から11月までに全国の警察が受けた110番通報はおよそ830万件で、前の年に比べておよそ6万件減った一方、警察官が現場に到着するまでの時間は平均8分6秒と、過去10年間で最も遅くなりました。
警察庁によりますと、去年1月から11月までに全国の警察が対応した110番通報は829万9775件で、前の年の同じ時期に比べておよそ6万件、0.7%減りました。

通報を受けてパトカーに指令してから警察官が現場に到着するまでの時間は平均で8分6秒と、前の年の同じ期間より41秒長くなり、過去10年間で最も遅くなりました。

警察庁は、去年は大雪や台風などの豪雨災害が相次ぎ、道路の状況が悪かったことが影響した可能性があると分析しています。

また緊急性のない通報が全体の18.4%を占め、中には「子どもが言うことを聞かないので叱ってほしい」、「酔っ払って帰れないのでパトカーで送ってほしい」といった内容もありました。

警察庁は、緊急性がない場合は全国共通の短縮ダイヤル「#9110」を利用するよう呼びかけています。