2020年、東京では広域で再開発ラッシュが起こっている。超高層ビルが立ち並び、クリーンな街づくりが進む一方、都会の街は夜になると顔を変え、大麻や殺傷事件など物騒な話題が世間を騒がせた。そんなヤバいニュースのさらなる裏側や、ニッチだが知っておきたい闇情報を、夜の街のプロフェッショナルから総ざらいする!

◆ナンパ目的の若者は消え、真の富裕層が派手な夜を過ごす「六本木」

 金持ちの街というイメージがある六本木だが、最近はその色がより濃くなっている。「総じて一見さんが遊びにくくなった」と語るのは、パパ活やギャラ飲みで生計を立てる港区女子のナツミさん(仮名)。

「六本木のラウンジやバーなどは会員制が多い。それらのツテがない大学生などはクラブや路上でナンパするのをよく見る街でしたが、最近は全くです。クラブは外国人ばかりでナンパスポットからはほど遠く、若者は渋谷のクラブに流れてしまっているようです」

 数年前まではナンパや若い男女のイチャイチャスポットとなっていたミッドタウン近くの公園も、いまは閑散としているという。

 ギャラ飲みやパパ活がアプリなどで一般化したことも、金持ちとそうでない人を分断する要因に。

「普通のOLまでもギャラ飲みをしていますが、本当のお金持ちや芸能関係者は依頼しない。一部の“古参港区女子”の需要は高まり、年収も上がっています」

 一部では違法薬物も横行しているようだ。

「より刺激を求め、大麻やコカインを会員制のお店で使用する富裕層も。それらの影響もあり、閉鎖的な街になってしまいました」

 ショークラブ「バーレスク東京」のディレクター、内藤良太氏は“六本木バブル”を実体験。

「仮想通貨で億り人になった人がチップを一晩で300万円分くださることもあり、夜の景気は上々です。僕がホリエモン氏の誕生日会で『和牛マフィア』に行ったときは、上場企業の社長らが1人前15万円の肉を頼み、さらに僕が4万円のウニをのせて作った“牛肉うにのせ”を他の関係ないお客さんにまで振る舞うなど、日々派手に遊んでいますよ」

 大人の金持ちが勢いを増す街。バブルは続くのか?

◆<夜の六本木ニュースランキング>

1位 富裕層に浸透する違法薬物
今、富裕層の間に浸透してきているのが大麻、MDMA、コカインなどの違法薬物だ。外部に漏れないように馴染みの会員制バーの中で薬物を使用し、身内で楽しむという危ない火遊びが金持ちの流行。

2位 韓国発クラブが早くも衰退
今年2月にオープンしたばかりの韓国発の注目クラブ「オクタゴン」。しかし、当初の話題性だけで実際に遊んでいる若者の姿はめっきり見かけなくなった。客が流れているのは圧倒的に渋谷だとか。

3位 ナンパスポットが激減
かつてはクラブやストリートナンパが横行していたが、最近ではそのスポットが減少しているうえ、女性も相手をしない。ノリと勢いだけでカネがない大学生は遊ぶ場所もなく、六本木を去る傾向に。

4位 パパ活、ギャラ飲みの一般化
手当をもらって遊ぶことが主流に。しかし“港区女子”は厳選された。

5位 芸能人が集う会員制バー
一見では入れない会員制バーで芸能関係者は夜な夜な密会を行う。

6位 ロアビルの解体で景観の悪化
六本木の象徴、ロアビルが解体工事中で華やかさのかけらもない。

7位 年々進む閉鎖的環境
バーレスクやパーティオンが唯一のスポットとなり閉鎖的な街に。

【熟練港区女子・ナツミさん(仮名)】
六本木界隈でのギャラ飲み歴7年の港区女子。最近では自分は現場に顔を出さず仲介やパパ活で年収約800万円を得ている

【「バーレスク東京」ディレクター・内藤良太氏】
六本木の人気スポット「バーレスク東京」「パーティオン東京」を束ねる。所属ダンサーは外部のイベントにも出演するほどの人気

https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/9/3/931e3_963_2dfab88c_13d6cb7f.jpg
https://news.livedoor.com/article/detail/17653965/