https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200112/k10012243431000.html


高校生が考えたビジネスプランのコンテスト
2020年1月12日 20時43分IT・ネット

全国の高校生が考えた新しいビジネスのプランを競うコンテストが東京で開かれ、デジタル技術を使った地域の活性化策など、さまざまなアイデアが披露されました。

このコンテストは、新しいビジネスを立ち上げる起業への関心を高めてもらおうと、政府系金融機関の日本政策金融公庫が開きました。

12日は、応募のあった全国409の高校のうち、これまでの審査を通過した10チームが、会場の東京大学で最終審査に臨みました。

審査では、環境問題や地域の活性化といった身近な課題の解決を目指したアイデアが多く披露されました。


このうち岡山県の高校のチームは、国の重要無形民俗文化財に指定されている地元の踊りを広く伝えようと、バーチャルアイドルの踊り手を開発し、ゲームなどのコンテンツを制作する計画を発表しました。

審査の結果、むだなく使い切れるように工夫されたスティック状ののりを考案した大阪府立三国丘高校のチームが優勝しました。

参加した高校生の1人は「身近にある問題をビジネスにつなげる方法を学ぶことができたので、今後、役立てていきたいです」などと話していました。

審査委員長の武蔵大学の高橋徳行副学長は「大人にない発想で、社会問題に真剣に向き合っている点が印象的でした。ぜひ起業にも挑戦してみてほしい」と話していました。