兵庫県姫路市の小学校で50代の男性教師が、授業で指導する際に女子児童の体に触れたことを注意した別の児童に腹を立てけがを負わせたことについて学校が調査したところ、同じクラスの児童16人が「教師から肩や背中などを触られた」と答えていたことが分かりました。

姫路市教育委員会によりますと、去年11月、市内の公立小学校の3年生の授業で50代の男性教師が、女子児童の姿勢を正そうと体に触れたところ同級生の男子児童からやめるよう注意されたことに腹を立て、男子児童に首のねんざなどのけがを負わせました。

学校が当時の状況を調べるためこのクラスの児童25人全員にアンケート調査を行ったところ、16人が「同じ授業中に男性教師から肩や背中などを触られた」と答えていたことが分かりました。

このうち10人は「いやだと感じた」と答えたということです。

男性教師は市内の別の小学校に勤めていますが、新人教師の指導のためこの小学校の道徳の授業に立ち会っていました。

学校は今月、調査結果を保護者に通知し謝罪しました。

今後、教育委員会が男性教師への調査を行うということです。

学校は「児童がいやだったと感じていたことは事実であり、子どもたちが安心して学校に通えるよう取り組みを進めたい」としています。

2020年1月15日 13時18分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200115/k10012246301000.html
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