慢性疲労症候群の診断方法を開発

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20200115/3070002737.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

強い疲労感が半年以上続き、日常生活に支障が出る「慢性疲労症候群」の患者は、
血液中に含まれる特定のたんぱく質の数値が健康な人と比べて高いことなどを
三重大学などの研究チームが発見し、血液を使った診断方法の開発につながることが期待されています。

三重大学や理化学研究所などで作る研究グループは、慢性疲労症候群の患者と健康な人
あわせて約150人の血液を採取して、細胞が放出する「細胞外小胞」と呼ばれる
微細な粒子の数値や成分を解析しました。
その結果、慢性疲労症候群の患者は、健康な人と比べて細胞外小胞の数値が
約2倍ほど高いことを確認したということです。

また、慢性疲労症候群の患者の細胞外小胞から検出される特定のたんぱく質が、
似通った症状が見られるうつ病の患者などではほとんど見られなかったということです。

「慢性疲労症候群」は原因不明の疲労感やけん怠感が長期に渡って続くもので、
研究グループはこの特定のたんぱく質をマーカーとして活用することで、
血液検査による診断方法の開発につなげたいとしています。

三重大学医学部消化器・肝臓内科の江口暁子講師は
「将来的には医師の元に行った際にその場で血液検査をすることで早期に病気を発見し、
治療することが可能になればと思っている」と話しています。

01/15 19:34