兵庫県赤穂市の学校給食の1番人気メニューを基に開発された「鶏肉のレモン漬けのたれ」が、2月25日から全国のスーパーで販売される。昨年10月、赤穂市内のスーパーで先行販売し、売り切れが相次いだ。一時は生産が追い付かない事態になったが、量産体制を整え、食品卸売問屋への販売促進活動を経て、赤穂発のメニューで全国へ打って出る。

 赤穂市学校給食センターの栄養教諭らが考案したメニューを基に、製塩化学品メーカーの赤穂化成(同市坂越)が手軽に使えるたれを商品化した。しょうゆや三温糖、レモン汁などからたれを作る手間が省ける上、唐揚げに絡めるだけでレモンがほんのりと香り、甘酸っぱい風味に仕上げられる。

 市内のスーパーで先行販売したところ、予想を超える反響があり、昨年11月には1日平均約500袋を売り上げた。1日に赤穂市民の約100人に1人以上が購入した計算になる。同社は全国への販路拡大を決めた。

 同社は「予想を上回る人気でお客さまには一時迷惑を掛けたが、たれの人気ぶりに自信を得た。赤穂で長年親しまれた味を全国の人に味わってほしい」としている。

1袋75グラム入り税別200円。(坂本 勝)

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2020/1/19 05:30
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