山形県鶴岡市に本店を置く鶴岡信用金庫に勤務していた職員が、顧客のカードローンなどを無断で利用し2400万円あまりを着服していたことが分かった。



着服していたのは、鶴岡信用金庫の酒田市内の支店に勤務し、管理職だった40代の男性職員。



鶴岡信用金庫によると、男性職員は2007年3月から1月10日までの間に、少なくとも顧客12人のカードローンや消費者ローンを無断で利用し約2425万円を着服しました。定期預金の残高照会のため支店の窓口を訪れた顧客の女性が、身に覚えのないローンの履歴に気付いた。



男性職員は内部調査に対し「趣味である釣り用のボートや宝くじの購入、借金返済に充てるためだった」と話し、不正発覚後の1月13日に自宅で自殺した。顧客に金銭的な被害はないという。



鶴岡信用金庫では2018年11月にも、別の元職員が在職中に顧客の定期預金を勝手に払い戻すなどして着服し、懲戒解雇されている。

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