※夜の政治

自民党の菅原一秀氏は20日、昨年10月に公職選挙法違反の疑いを受けて経済産業相を辞任して以来、約3カ月ぶりに国会へ登院した。秘書が選挙区の有権者に香典を渡したと報じられていた。菅原氏は記者団の取材に「お騒がせし迷惑をかけたことを心からおわびする」と陳謝した。議員辞職や離党は否定した。

公選法違反の容疑で事務所が広島地検の家宅捜索を受けた自民党の河井案里氏も約2カ月半ぶりに登院した。昨年7月の参院選で河井氏の陣営が車上運動員に法律の規定を超える報酬を支払った問題が指摘されている。「国民に政治不信を招き、深くおわび申し上げたい。捜査に区切りがついたところでしっかりと説明したい」と語った。

夫の河井克行氏も妻の選挙を巡る疑惑で昨年10月に法相を辞任して以来、約2カ月半ぶりに登院した。「刑事事件という性質上、捜査に支障を来してはならない」と述べ、事件への詳しい言及は避けた。

2020/1/20 17:30
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54599250Q0A120C2PP8000/