https://www.jiji.com/jc/article?k=2020012100425&;g=eco

旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京)は21日、東芝機械に対するTOB(株式公開買い付け)を始めると発表した。
TOB価格は1株につき3456円。最大で約259億円を投じ、発行済み株数の43.82%の取得を目指す。
 
TOBの狙いについては「株主価値向上とROE(自己資本利益率)向上を実現するため」と説明。これに対し、
東芝機械は警戒を強めており、敵対的TOBとなる。
 
TOB期間は21日から3月4日まで。シティインデックスイレブンスのほか、オフィスサポート、エスグラントコーポレーションの
旧村上ファンド系3社で、東芝機械の発行済み株式の12%超を保有している。
 
一方、東芝機械は先に、TOB予告への緊急対応策として、新株予約権を無償で割り当てる対抗措置の導入を決定。
「実質的な協議を行うことなくTOBの準備をしている。買い付け実施後の経営方針についても一切の説明がない」
と反対する意向を示している。