ハエや藻が世界の「タンパク質危機(プロテインクライシス)」を救うかもしれない――。人口増や新興国の経済発展に伴う肉食化で肉の需要増に飼料の生産増が追いつかず、タンパク質が不足するのではないか。そんな懸念が広がるなか、肉や魚に頼らずハエや藻などを使って「持続可能なタンパク源」の開発に取り組むスタートアップ企業が注目されている。

家畜のふんで育てた幼虫を飼料に

福岡市で2016年に創業したムスカ...

2020年1月21日 11:00
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO5450852017012020TL1000?s=4