売春あっせん、容疑者19人逮捕 72億円売り上げか 

押収された女性従業員用のコスチューム。電話機やパソコン、名簿類もあった=警視庁原宿署
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 東京・五反田や名古屋市の4店で売春をあっせんしたとして、警視庁は、派遣型風俗店運営会社「ファイナルステージ」(名古屋市)の社長朽木(くつき)智寿(50)=名古屋市千種区内山1丁目=、役員宇治田和典(44)=同区今池2丁目=の両容疑者と従業員の男女の計19人を売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕し、24日発表した。

 いずれも容疑を否認しているという。

 同社は「奥様鉄道69」などの名称で全国に16店を展開し、約2100人の女性従業員が在籍。
 今回の容疑の関係各店では、営業を始めた2005年以降で計約72億5千万円を売り上げているといい、警視庁は営業実態の解明を進める。

 保安課によると、逮捕容疑は昨年4〜7月に4回、五反田と名古屋市、横浜市の4店から49〜59歳の女性従業員4人を派遣し、48〜64歳の男性客に売春相手として引き合わせたというもの。

 警視庁は、元従業員や利用客から聴取するなどして捜査を進めてきた。
 各店では「本番行為は禁止」とうたっているが、違法なあっせんが常態化している疑いがあるとみている。

朝日新聞デジタル 2020年1月24日 11時56分
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