米国のCDCのウェブサイトを見た。
日本の厚労省の発表とは、大学用教科書と小学生用教科書との違いみたいなもので、比べることもできない。

CDCが言っているのは、
・現時点の情報によれば、ヒト–ヒト感染が広まっているのは確かのようだ。
・ヒト–ヒト間の感染力の強さがどのくらいかは現情報ではわからない。
・状況は刻一刻と変化している。CDCとしては広報情報を迅速に更新していくので注意されたい。
・米国で2例感染者が発見された。状況から考えて、さらに出るだろう。
・このウィルスに対する治療法は無い。感染した人間に近づかないのが最大の対策。罹ったら対症療法。
・現時点では米国内の一般人が取るべき特別な対処策はなく、一般的な感染症予防の注意を守るしかない。

とにかくCDCのサイトは、科学的な情報をたくさん具体的に載せていて、読みごたえがある。
米国では2人感染者が発見されたが、これに留まることはなくさらに出るのは必至、とごまかさずに客観的に書くのはさすが。
理由も示さずに、恐がるな、大丈夫だ、と言いたがる日本の厚労省とは正反対。