新型肺炎 宿泊キャンセル早くも

http://www3.nhk.or.jp/lnews/sapporo/20200126/7000017325.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

中国で新型のコロナウイルスによる肺炎が拡大していることを受けて、
中国から日本を含む海外への団体旅行が27日から当面、中止されます。
札幌市の定山渓温泉のホテルでは中国人の団体旅行あわせて250人分の予約が
すでにキャンセルになるなど影響が広がり始めています。

北海道には、中国の旧正月「春節」に伴う大型連休や、今月末から来月にかけて開かれる
「さっぽろ雪まつり」にあわせて、例年、この時期に大勢の中国人観光客が訪れます。
札幌市南区の「定山渓ホテル」では中国人観光客の団体旅行を受け入れていますが、
25日午後、中国の旅行会社が手配していた複数の団体旅行の予約についてキャンセルのメールが届いたということです。

旅行会社に理由を問い合わせたところ、「中国政府の方針により1月27日24時以降の
団体旅行の予約をすべてキャンセルする」という趣旨の文章が書かれたFAXが届き、
26日夕方までにこの旅行会社が手配していた6つのツアー、あわせて250人分の予約について
キャンセルの連絡があったということです。

このホテルではすでにキャンセルの連絡があった今回の団体旅行も含め、
あわせて16のツアーおよそ500人分の予約が入っていましたが、
さらにキャンセルが増えるとみて情報収集を急いでいます。

「定山渓ホテル」営業販売部の佐藤元昭次長は
「すでに分かっているだけでも200万円ほどの減収で団体旅行が中止になり、
中国人が来ないとなると観光地としても寂しい部分がある。
新型のコロナウイルスの感染拡大が早く収束することを切に願っている」と話していました。

01/26 17:01