4000キロにわたって中国と国境を接するロシアでも、新型のコロナウイルスに対する警戒が強まっています。

ロシア消費者権利保護庁のポポワ長官は27日会見を行い、先月31日以降、各地の国際空港や陸の国境で130万人以上を検査したことを明らかにしました。

このうち、100人余りに発熱などの感染症の症状が見られましたが、今のところ、新型のコロナウイルスの感染者はいないということです。

感染の拡大を受けてロシアでは、首都モスクワと武漢を週3回結んでいた航空便の運航が今月22日を最後に停止されました。

また、ロシア観光庁は24日、国民に対して中国への観光目的での渡航を控えるよう勧告し、これを受けてロシアの旅行代理店でつくる組合は、27日、中国行きのツアーの販売を当面停止する方針を示しました。

2020年1月27日 21時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200127/k10012261221000.html
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