陸上自衛隊の八甲田演習が27日行われました。
 穏やかな天気の中でしたが、隊員630人が冬山訓練に臨み、部隊の一体感を高めていました。

 陸上自衛隊の八甲田演習は1902年、199人が犠牲になった旧陸軍の雪中行軍遭難事件を教訓にまいとし行われています。
 隊員たちはまず、青森市幸畑の陸軍墓地を参拝し、演習中の無事を祈願しました。

★陸上自衛隊第5普通科連隊
  榮村 佳之 連隊長
「どんな気象でも教訓が得られると考えています。気を引き締めて
頑張っていきたいと思います」

 訓練に臨んだ第5普通科連隊の隊員630人は重さ20キロの装備を背負い、4人から5人一組で燃料などを積んだ重さ80キロのソリをスキーで引きながら7.5キロ先の銅像茶屋をめざしていました。
 ことしは暖冬少雪の影響で積雪は1.5メートルといつもの年より50センチ以上少ないということですが、隊員たちは気を引き締めて訓練に臨んでいました。

★第5普通科連隊
  工藤夏彩人 1等陸士
「スリップしたりとか荷物も背負っているのでそういうところに気をつけながら登っていきたいと思います。自信をもって挑みたいと思います」

 隊員たちは6時間の演習の中で体力と精神力を鍛え、部隊の一体感を高めていました。
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1/27(月) 18:37
青森放送
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