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３月のガス料金 ４社が値上げ 天然ガス価格の上昇で
2020年1月30日 17時31分

ことし３月のガス料金は、燃料となる天然ガスの価格が上がったことから、大手のガス会社４社がいずれも４か月ぶりに値上げすることになりました。一方、電気料金は、会社によって値上げや値下げなどの対応が分かれました。

大手ガス会社によりますと、ことし３月のガス料金は４社すべてで値上げとなり、前の月と比べた値上げの幅は、使用量が平均的な家庭で東京ガスが10円、大阪ガスが９円、東邦ガスが８円、それに西部ガスが６円となります。

これは、去年10月から12月にかけて国際的な天然ガスの価格が上昇しガスの輸入価格が上がったためで、料金の値上げは各社とも４か月ぶりです。

一方、ことし３月の電気料金は、使用量が平均的な家庭では北海道電力が14円、東京電力が13円の値上げとなります。

この２社は石油や天然ガスを燃料にした火力発電の割合が比較的高く、天然ガスなどの価格の上昇が影響しました。

ただ、石炭を燃料にした火力発電の割合が比較的高い関西電力、四国電力、それに九州電力は、石炭の輸入価格が下がった影響でいずれも５円の値下げとなります。

このほかの東北電力、中部電力、北陸電力、中国電力、それに沖縄電力の５社は横ばいとなります。