「もう少しこらえて…」英断のホテル三日月に政府が懇願 武漢からの帰国者受け入れの知られざる内幕
2/3(月) 17:33配信FNN.jpプライムオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00010007-fnnprimev-pol

急遽のチャーター機派遣の裏で…帰国者の滞在先が見つからない!
中国で感染が拡大し、世界へと広がりつつある新型コロナウイルスによる肺炎。
政府は武漢市を中心とした湖北省に滞在する日本人について、
希望者全員をチャーター機で帰国させることを決め、きょうまでに3便が飛んだ。

チャーター機の第1便は、大急ぎで行われた調整の末に、
1月28日午後8時すぎ羽田空港を飛び立ち武漢に向かった。
しかし実はこの時点では、武漢から帰国し発熱などの症状のなかった人たちがどこに向かうか、
その滞在先は決まっていなかったのだ。

政府は、チャーター機派遣を決めた直後は、帰国後の検査で症状のない人は帰宅させる方針だった。
しかし自民党などから感染拡大防止に万全を期すため、
症状のない人も当面は特定の場所で待機してもらうべきだとの声が強まったのを受け、
急遽、滞在場所を確保する必要に迫られたのだ。

首相官邸や観光庁などを中心に滞在場所の選定が進められる中、
いくつかの民間のホテルが候補にあがった。しかし政府関係者の
「従業員が難色を示しているんだよね」という声が物語るように、
交渉はなかなか前に進まなかった。