2020年2月4日 17時36分
共同通信

 福井県勝山市の雁が原スキー場を運営する「勝山観光施設」(同市)は4日までに、福井地裁に自己破産を申請した。代理人弁護士が明らかにした。申請は3日付。暖冬による雪不足でスキー場をオープンできず、事業継続が困難と判断した。

 民間信用調査会社によると、負債総額は約2億8千万円。近年はスキー人口の減少でスキー場の倒産が相次いでいるが、今回は記録的な暖冬によって破産に追い込まれた。

 2016年は暖冬で例年より営業日数が短かったり、18年2月の記録的大雪では利用客が伸び悩んだことが原因で赤字となり、業績が低迷。今季は一度もオープンせず、1月末までに事業を停止した。
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