経済成長の鈍化が顕著となっている中国だが、爆発的な成長を見せているのがアダルトグッズ産業だ。中国国内での市場規模が2018年に251億元(約4000億円)だったのに対し、2019年にはおよそ1.5倍増となる389億元(約6200億円)となる見通しだ。2020年には1兆円を超えるという試算もある。

 なかでも注目されているのがラブドールだ。中国では一体数十万円もするラブドールが爆売れしているという。

 そんなラブドール景気の実態を探るべく、筆者は中国の大手ラブドール・メーカーへの潜入取材を敢行した。

「弊社の創業は2011年。といっても当初はアパレル業界で使用されるマネキンを専門に製造していたんです。ラブドールの製造を始めたのは2013年ごろのこと。今はラブドール製造が弊社の主管部門です。中国国内はもちろん、欧米諸国や日本などの海外市場も相手に、年間2万体のラブドールを出荷しており、今や従業員数は150人を超えています」

 アダルトグッズ販売業者を装って同社を訪ねた筆者にそう説明するのは、広東省中山市にある「WMDOLL(金三娃娃)社」の女社長、劉江霞氏だ。

 劉氏によると、同社の強みはオーダーメイド。一体7000元〜8000元(約11万円〜約13万円)で、細部に至るまで顧客の要望次第でカスタマイズできるという。 

 劉氏の先ほどの話では、年間出荷数が2万体ということだったので、ざっと計算しても年間売り上げは20億円以上ということになりそうだ。

 さらに、AIを搭載し、中国語や英語など複数言語による会話も楽しめるより高級なモデルもあるという。また、全てのドールには新素材のTPE(熱可塑性エラストマー)を使用しており、従来のシリコンより人間の肌質に近くなっているとか。

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