新型のコロナウイルスの感染が広がる中、熊本県は、県の人気キャラクター、くまモンと会える施設で、くまモンと観客が直接触れ合う催しを自粛することを決めました。





熊本市中央区にある「くまモンスクエア」は、くまモンの活動拠点として県が開設している施設で、くまモンのダンスなどを見ることができるほか、握手やハグをして直接触れ合えるのが呼び物です。

特に外国人観光客の人気が高い施設ですが、熊本県は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためとして、5日からくまモンと観客が直接触れ合う催しを自粛することを決めました。

5日のステージでは、登場の際、男性スタッフが間に入って観客との距離を取ったほか、くまモンから直接名刺をもらえる催しも中止され、訪れた人たちは手を振りながらステージをあとにするくまモンを名残惜しそうに見送っていました。

台湾から来た45歳の男性は、「くまモンが好きで彼を守らなければならないので当たり前の対応だと思う」と話していました。

熊本県は、くまモンの通常の活動でも直接の触れ合いを自粛するとしていて「感染の拡大が収束しないようであれば、3月に予定されているくまモンの誕生祭などでも触れ合いを自粛することを検討しなければならない」と話しています。

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2020年2月6日 10時25分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200206/k10012274671000.html